♪ 郡山のピアノ教室 「つちやピアノ教室 」blog
朝日新聞の（土曜）別刷りの「be」に作家の池井戸潤氏が取材をする連載記事があるのですが、先日は静岡県のヤマハピアノ工場でした。
いつも傍らにあるヤマハのピアノですが、恥ずかしながら、あまり詳しく知りませんでした。
創業者は山葉寅楠氏。
手先が器用で、時計づくりを学び、後に医療器械まで手を広げていった職人さんだったそうです。
小学校から輸入オルガンの修理を頼まれたことがきっかけとなり、オルガンに興味を持ち、試行錯誤の末、国産オルガンを完成させ、１９００年に初めてピアノを製造したとの事。
池井戸氏の記事の最後の文に共感しました✨ 以下です。
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「この工場で製造されたピアノの出荷先は『全世界』だ。一台ずつが個性を持ち、どれも素晴らしい性能を備えているが、その可能性を引き出せるかどうかは、買った人の意欲と才能にかかっている。『ねこふんじゃった』ばかり弾かれた揚げ句、飽きられ売られてしまう一台もあるだろう。その一方で８８鍵のすべてを誇らしげに鳴り響かせる幸運な一台もある。ピアノは弾く人を選べない。だけど、楽器は音楽の天才のためだけに存在するわけではない。楽しいときや、悲しいとき、人生を共に生き、そっと寄り添ってくれる一台だってあるはずだ。このご時世、きっと誰しも、そんな癒しが必要なときがある。」
朝日新聞デジタル 写真